続 冬夜の楽しみ
Y市から山越え帰り、S町の国道沿いに遊具と四阿の公園がある。
配置された二種類の施設は、目も彩な数え切れぬ電球で飾られ、人っ子一人居ないのに賑やかさを醸し出す。
走る車中でチラチラ目に留めながら、なんと楽しげな風景だろうと、笑みが湧く。イルミネーション自体が喜び合って見えない妖精達が踊っている。
冷たい風が吹き始めた夕暮に、ほっこりと暖かく、愉快な気持ちが増す。此れを見る度、私は幸せな気分になれるなと独り言ちた。
Y市から山越え帰り、S町の国道沿いに遊具と四阿の公園がある。
配置された二種類の施設は、目も彩な数え切れぬ電球で飾られ、人っ子一人居ないのに賑やかさを醸し出す。
走る車中でチラチラ目に留めながら、なんと楽しげな風景だろうと、笑みが湧く。イルミネーション自体が喜び合って見えない妖精達が踊っている。
冷たい風が吹き始めた夕暮に、ほっこりと暖かく、愉快な気持ちが増す。此れを見る度、私は幸せな気分になれるなと独り言ちた。